美方高原でたどる昆虫の進化③

 こんにちは!まっつんです!暖かくなってきたなーと思っていたら、明日はまた雪マークがついており、最高気温が0度の予報も出ています。まだまだ暖房器具には頑張っていただかないとです。

 さて昨年の6月ごろに「美方高原でたどる昆虫の進化」というタイトルでブログを書き始めて、全七回書く予定だったのですが、2回で止まってしまったというあまりにも不甲斐ないことになってしまっていたので、再開したいと思います。大変申し訳ないのですが、どうぞお付き合いください。過去の2回は下のリンクをご参照ください。

 前回までは「生き物の陸上進出」⇒「昆虫(六本あしと頭、胸、腹)の誕生」という進化をたどってきました。今回は「翅の獲得」についてです。

 現在確認されているだけでも、世界中には約100万種類の昆虫がおり、その中の9割の昆虫には翅があります。これだけ世界中にすみかを増やして、爆発的に種類も数も多くなったのは、翅があったからなのです。

 翅をもつ昆虫が出てきたのはおおよそ3億6000年前頃と言われております。そのころには、昆虫のほかに様々な生物も陸上に進出し、その中には昆虫を食べる生き物もでできはじめました。そんな中昆虫が獲得したのが「翅」だったのです。これにはかなり諸説あり、今もどれが正しいかははっきりしませんが、移動するときに木から降りてしまうと他の生物に食べられてしまうので、「翅のようなもの」ができて空気抵抗を利用して木から木に移っていたといわれています。(モモンガのようなイメージでしょうか。)

 また、昆虫は変温動物(自分の体で熱を生み出せないので、太陽の光を浴びるなどをして、体を温めなければ活動できない)なので、太陽の光を効率よく浴びて体を早く温めるために「翅のようなもの」が出来たとも言われています。(ソーラーパネルをイメージしていただくと分かりやすいでしょうか。)

 そんな「翅のようなもの」がだんだんと発達して、自分の力で空を飛び回ることができるようになった初めての昆虫の姿は「とんぼ」のような姿だったと言われています。

 とんぼカッコいいですよね。可愛く飛んでいる姿が印象的ですが、実は肉食でオニヤンマともなると、あの凶暴なスズメバチを食べてしまうくらい強いようです。なんせ名前に「鬼」がつきますから、、、

 その後、空を飛ぶ恐竜(翼竜)や鳥の祖先である「始祖鳥」が現れる約2億年ほどの間、昆虫たちは空を自由気ままに飛び回り、それを地上でカエルやトカゲなどの爬虫類が眺めていたのでしょうか。

 さてさて長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。次回は「完全変態」について書こうと思います。お楽しみに!

 
※いろんな説がありますので、誤りもあるかもしれません。是非色々調べてみてください。


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